雪山でスキーとスノーボードが競い合うイメージ画像
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こんにちは。どっち道ライフ、運営者の「どっち探究人」です。

スキーとスノボはどっちが速いのか、ここめちゃくちゃ気になりますよね。友だちと滑っていて「今の自分って速いのかな?」って思ったり、YouTubeで爆速動画を見て「自分も出せる?」ってワクワクしたり。反面、速度って安全とも直結するので、なんとなくモヤっと不安にもなりやすいテーマです。

しかも検索してみると、最高速度、平均速度は何キロ、初心者の速度、中級者の速度、上級者の速度、スピードの出し方、どっちが難しい、スキーできたらスノボもできる、スピード競技…関連キーワードがドッと出てきて、何から読めばいいのか迷子になりがちです。

そこで今回は、速度の「上限」と「ゲレンデで現実的な目安」を分けて、さらに上達の流れと安全面まで一気に整理します。読んだあとに、あなたが「今日の滑りで意識すること」がはっきりするように作っていきますよ。

記事のポイント

・スキーとスノボの速度差が出る理由
・レベル別の平均速度目安と安全ライン
・スピードを伸ばす具体的なコツ
・難しさと上達のしやすさの違い

目次

スキーとスノボはどっちが速い?速度差の理由

まず最初に「結局どっちが速いの?」をスパッと整理します。そのうえで、なぜ差が出るのかを物理の視点で噛み砕いて、平均速度の目安、そして“競技としての速度”までつなげます。

ここを押さえると、後半の上達パートがすごく理解しやすくなります。

どっちが速いを物理で解説

空力や摩擦などの物理的な速度差を説明するイメージ画像
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結論から言うと、最高速の上限はスキーが出しやすいです。とはいえ、これは「スキーの人が頑張ってるから」とか「板が2枚だから」みたいな単純な話じゃなくて、速度を決める要素がだいたい3つに分かれるのがポイントなんですよね。

速度を決める3要素:風・雪・安定

私が現場感覚として一番しっくり来ているのは、速度を決めるのは主に「空気抵抗(風)」「雪面抵抗(雪)」「姿勢の安定(ブレ)」の3つだという考え方です。どれか一つでも崩れると、スピードって意外なくらい落ちます。

まず空気抵抗。これは速度が上がれば上がるほど効いてくる“壁”です。低速のうちはあまり気にならないのに、ある速度域を超えると急に「風に押し返される」感じが出てきます。

スキーは進行方向に正対しやすく、タック姿勢(いわゆる低い構え)を作りやすいので、受ける風の面積を小さくしやすい。だから高速域で伸びやすいです。

一方スノーボードは構造上、身体が横向き(半身)になりやすいですよね。すると肩や背中が風を受ける面になりやすく、同じ斜度で滑っても後半で差が出やすい。

もちろん上手い人は空力的にきれいな姿勢を作れますが、難易度としてはスキーのほうが“作りやすい”と思います。

「摩擦は面積で決まる」は言い切れない

次に雪面抵抗。ここ、誤解が多いポイントです。よく「ボードは面積が大きいから遅い」「スキーは細いから速い」みたいに言われますが、実際はそんな単純じゃないです。

雪の温度、含水率、表面の水膜、ワックス、ソールのストラクチャー(溝)、さらに荷重のかけ方で抵抗が変わります。つまり“板の面積だけ”で速度を断定するのは危険なんですよね。

ただ、スキーは左右独立している分、局面に応じて「片脚荷重」「エッジ角」「ターンの形」を細かく調整しやすい。

スノボは一枚板なので、姿勢の崩れがそのまま抵抗やブレにつながりやすい。結果として、高速域ではスキーが有利になりやすい、というのが私の理解です。

姿勢の安定がスピードを“守る”

最後に安定性。速度が上がるほど、ちょっとしたブレが“減速”になります。板がバタつく、上体が揺れる、視線が落ちる、怖くて硬くなる。これ、全部あるあるです。

スキーは両足が前後方向に並び、ストックもあるので姿勢を整えやすい面があります。スノボは横向きで、しかも進行方向に対して上体の使い方が難しくなりやすい。

だから、同じ怖さでも「安定して速度を守れるか」に差が出ることがあります。

ここだけ覚えておくと強い

・高速域ほど空気抵抗が支配的になりやすい
・雪面抵抗は雪質とメンテで大きく変わる
・スピードは「出す」より「落とさない」が難しい

なので「どっちが速い?」の答えは、最高速の上限ではスキーに軍配が上がりやすい。ただし、ゲレンデでの体感は“環境と技術”で変わる、というのがリアルかなと思います。

平均速度は何キロが目安

ゲレンデを滑走する人々の平均速度を表現したイメージ画像
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平均速度は、いちばん知りたいのに、いちばんブレる数字です。ここ、気になりますよね。

理由はシンプルで、平均って「あなたの技術」だけじゃなく「斜度」「雪質」「混雑」「視界」「疲労」「その日の気温」まで全部混ざるからです。

だから私は、平均速度を語るときは必ず「目安」と「安全にコントロールできる速度」をセットで考えるようにしています。

平均速度を考えるときの前提

まず大前提として、ゲレンデは競技場じゃありません。コースの合流、死角、初心者の急停止、転倒者、スキーヤーとボーダーのライン取りの違い。

こういう要素がある以上、平均速度を上げること自体が目的になると危ないです。

なので、この記事では平均速度を「安心して滑れる範囲の指標」として扱います。

体感として、初心者はスキーで時速10〜20km、スノボで時速5〜15kmあたりが多い印象です。

中級になるとスキー30〜50km、スノボ25〜45kmくらいが“出せる場面が増える”レンジ。

上級はスキー60〜90km、スノボ50〜75kmくらいが目安になりますが、これは「出そうと思えば出る」ではなく「コントロールできる」という意味での話です。

平均速度を上げたい人ほど、先に整えるべきこと

・視線を上げて、進路の情報を早めに取る
・ブレーキの種類を増やす(止まる以外に“減速する”)
・ターンの形を整えて横ズレを減らす

“速い=上手い”じゃないのが雪山

ここも大事な話で、速い人が上手いわけじゃないです。直滑降で数字だけ稼げる人もいます。でも本当に上手い人は、混雑や地形に合わせて速度を“選べる”。

つまり「必要なところで出して、危ないところで落とせる」。これが一番かっこいいし安全です。

もしあなたがGPSアプリなどで速度を測っているなら、見るべきは最高速より「安定して出せる巡航速度」かなと思います。

最高速って、たまたま風に押された、たまたま空いていた、たまたま斜度が強かった、で跳ね上がります。でも巡航速度は技術の反映が大きい。

ここを伸ばすほうが上達の手応えも出やすいですよ。

注意:速度はあくまで一般的な目安です。混雑や視界不良の日は、同じ技量でも安全な速度は下がります。現地のルールや注意表示を優先し、正確な情報は各スキー場の公式サイトをご確認ください。

スピード競技の記録比較

スピード競技の記録差をメーターで示したイメージ画像
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「スキーとスノボどっちが速い?」を“上限”で語るなら、スピード競技の世界がいちばん分かりやすいです。

ここで勘違いしてほしくないのは、競技の速度をそのままゲレンデに持ち込む話ではないということ。

あくまで「道具と姿勢のポテンシャル」を見るための材料です。

スピードスキーは空力の世界

スピードスキーは、装備も姿勢も「速くなるため」に最適化されています。低い姿勢で受ける風を減らし、ブレを抑え、雪面抵抗も整え、条件が揃うと時速255km級に到達します。

ここまで行くと脚力より、空力と安定性がほぼ全てと言ってもいいと思います。

スピードスノーボードは姿勢制約が効く

スノーボード側も速度競技があり、代表的には時速203km級の到達記録が整理されています。ただ、横向き姿勢の制約があるぶん、高速域での空気抵抗やブレの管理が難しくなりやすい。だから上限ではスキーが優位になりやすい、という構造が見えます。

項目 スキー(目安) スノーボード(目安) 見どころ
速度競技の到達上限 約255km/h級 約203km/h級 空気抵抗と姿勢安定が支配的
上限差の主因 正対+低い姿勢を作りやすい 横向きで受風面が増えやすい 高速域ほど差が出やすい

(出典:国際スキー・スノーボード連盟FIS『Speed Ranking S1 Men 2022/23』)

こういう一次資料を見ると、「人間の限界」より「風と安定」がどれだけ効いているかが分かります。だから、ゲレンデでスピードを伸ばしたいなら、腕力や根性より“抵抗を減らす”方向へ寄せたほうが上手くいきやすいです。

初心者の速度目安と注意

スキー場の緩斜面で練習する初心者を捉えたイメージ画像
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初心者の速度って、数字以上に「怖さのコントロール」が難しいんですよね。あなたも、ちょっと加速しただけで急に視界が狭くなったり、脚が固まったりした経験ないですか?

これ、自然な反応です。怖いと身体は守りに入るので、動きが小さくなって、逆にバランスを崩しやすくなります。

初心者の目安は“止まれる速度”

私のおすすめは、初心者はとにかく「止まれる速度」の範囲で練習すること。目安として、スキーなら時速10〜20km、スノボなら時速5〜15kmくらい。

もちろん斜度で変わりますが、まずは緩斜面で、止まる・減速する・曲がるができると一気に楽になります。

スキーはプルーク(ハの字)で減速を作りやすいので、恐怖心を下げやすいです。

スノボは最初、サイドスリップ中心になりやすく、速度が出にくい反面、逆エッジで急に転ぶリスクがあります。

だからスノボ初心者は「転び方」と「立ち上がり」もセットで練習するのが安全です。

注意:初心者のうちは“直滑降で我慢”がいちばん危ないです。止まりたいのに止まれない状態が事故の入口。怖くなったら、迷わず減速手段に切り替えましょう。

初心者が速度を上げる前にチェックすること

速度を上げる前に、私はいつもこのチェックを勧めています。「いきなり速く」は上達が遠回りになりやすいです。

初心者チェックリスト

・斜面の途中でも狙って止まれる
・左右どちらにも同じ精度で曲がれる
・前の人を見ながら進路を変えられる
・転倒後に周囲を確認して安全に復帰できる

これが揃うと、速度は自然に上がります。逆に揃っていない状態で速度だけ上げると、怖さが増えて動きが固まり、転倒や衝突リスクが上がります。

焦らなくて大丈夫です。安全に“扱える速度”が増えるのが上達なので、そこを取りにいきましょう。

中級者の速度を伸ばすコツ

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中級者になると、滑りがいきなり楽しくなりますよね。スキーならパラレルが安定し始め、スノボなら連続ターンがつながって「滑れてる感」が出る。

ここから速度を伸ばす人に共通するのは、根性より無駄な抵抗を減らす動きができていることです。

速度が伸びない原因は「横ズレ」と「上体ブレ」

中級者で速度が伸びない典型は、ターンで横ズレが大きいこと。横ズレは安全には役立つんですが、常に大きいと推進方向のエネルギーが逃げてしまいます。

もうひとつが上体のブレ。上体が揺れると板に余計な入力が入り、板がバタつき、雪面抵抗が増えます。つまり、速くなりたいなら「丁寧な滑り」のほうが近道です。

スキー:外足とターンの形を整える

スキーは、外足にしっかり乗って、ターンの形を一定に保てると速度が伸びやすいです。コツは、ターンの入りで焦って回さないこと。

視線を先に置いて、板が自然に回るラインを作る。すると、ターン後半で板が走り、結果的に巡航速度が上がります。

スノボ:板が走る時間を作る

スノボは「削るターン」だと速度が伸びません。エッジを立てる場面と、板をフラットにして走らせる場面を作るのが大事です。

前足荷重でノーズを安定させると直進が伸びますし、切り替えで上体が遅れると横ズレが出るので、上半身はリラックスして進行方向に“早めに”合わせる意識が効きます。

中級で速度を伸ばす3つの近道

・視線を先に置いて、ターンの入りを急がない
・上体を静かにして、板のバタつきを減らす
・横ズレを「必要な分だけ」に抑える

そして忘れがちなのがメンテ。ワックスが抜けていると、同じ技術でも伸びません。中級者こそ、板の滑走面を整えるだけで「え、こんなに違うの?」ってなりやすいですよ。

速度を伸ばすなら、技術と同じくらい、雪面抵抗の管理も効いてきます。

スキーとスノボはどっちが速い?上達と選び方

ここからは「速さを出せるようになるまでの道のり」を具体的にします。速さは、実は“上達の副産物”です。

安全にコントロールできる範囲を広げた結果として速くなる。これが一番ラクで、長く楽しめるやり方かなと思います。

上級者の速度域と限界

高速域で安定した滑りを見せる上級者のイメージ画像
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上級者になると、単に速いだけじゃなく「速いまま曲がれる」「速いまま止まれる」「速いまま避けられる」が価値になります。ここ、かっこいいですよね。

上級の速度域の目安としては、スキーが時速60〜90km、スノボが時速50〜75kmあたり。ただし、これは“常に出す”ではなく“出せる場面で出せる”という意味です。

上級者の本当の差は「状況判断」

上級者ほど、限界を決めるのは技術より環境と判断だと感じます。雪が荒れている、バーンがアイシー、視界が悪い、疲れている、周りが混んでいる。

こういう条件が揃うと、どれだけ上手くてもリスクが上がる。だから、上級者は速度を出すかどうかの判断が早いです。出さない判断ができるのが上手さでもあるんですよね。

速度が出ると怪我の部位が変わる

安全面も重要です。スキーは膝に負担が来やすく、スノボは転倒で手首や肩、頭部を打ちやすい傾向があります。

速度が上がるほど衝撃も増えるので、装備で守れるところは守ったほうがいいです。特にスノボはリストガード、両方ともヘルメットは「あると安心」が増えます。

注意:ゲレンデではコースルールと周囲への配慮が最優先です。速度はあくまで一般的な目安で、現場の状況で安全な速度は変わります。最終的な判断はスクールや専門家にご相談ください。

上級者の“伸びしろ”は抵抗の削り方

上級者がさらに速度を伸ばす場合、脚力よりも「抵抗の削り方」に寄っていきます。姿勢の安定、ライン取り、雪面抵抗の管理(ワックス、ブラッシング)、そして恐怖心のコントロール。

ここが揃うと、同じ斜面でも“伸び”が変わります。速さはセンスじゃなく、積み上げで作れる部分が大きいです。

スピードの出し方と姿勢

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スピードの出し方って、実は「頑張る」より「余計なことをしない」が強いです。ここ、意外かもですが本当です。

私の中では、スピードは“出す”というより“落とさない”技術。無駄な抵抗が減るほど、自然に速度が残ります。

共通:低く、静かに、先を見る

スキーもスノボも共通して効くのが、低い姿勢で重心を安定させること。膝と足首を柔らかく使って、板が雪面に吸い付く感じを作ります。上体は静かに、視線は先に。

これだけで板のバタつきが減って、結果的に速度が出ます。怖いと視線が落ちるんですが、落ちるほど情報が遅れて怖くなるので、あえて先を見るのがコツです。

スキー:タック姿勢は“見える範囲”で

スキーのタック姿勢は確かに速いです。でも、視界が狭くなる姿勢で出す速度は危険。

だから私は「まずは脇を締める」「腰を落としすぎない」「上体が前に倒れすぎない」あたりから入るのがおすすめです。

タックは“最終形”で、途中の段階でも十分効果はあります。

スノボ:前足荷重と板のフラット時間

スノボは前足荷重が鍵です。前足でノーズを安定させると、直進のブレが減って板が走ります。逆に後ろに乗りすぎるとノーズが浮いて、バタついて抵抗が増えやすい。

もうひとつ大事なのが、板をフラットにして走らせる時間を作ること。ずっと強いエッジングで削ると減速します。

切り替えを滑らかにして、走る時間を増やすと巡航速度が上がります。

スピードを伸ばす“抵抗カット”チェック

・上体が揺れていない(揺れるほど抵抗が増える)
・視線が先にある(情報が早いほど余裕が出る)
・ターンで横ズレを必要以上に出していない
・板のメンテができている(ワックス・ブラシ)

そして最後に、速度を出すほど重要になるのが「やめる勇気」です。混んでいる、見えない、疲れている、雪が荒れている。

ひとつでも当てはまるなら、スピードは出さないほうが上手いです。速さはいつでも出せるので、危ないときに我慢できるのが強いですよ。

どっちが難しい?学習曲線

スキーとスノボの習得難易度の違いを表したイメージ画像
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どっちが難しいか、これは“どの段階を比べるか”で答えが変わります。あなたも「スキーはすぐ滑れた」「スノボは最初転びまくった」みたいな話、聞いたことありますよね。

私の実感としても、スタートの難しさと上級への伸びしろは分けて考えるのがスッキリします。

スタートはスキーが有利になりやすい

スキーは進行方向を向けますし、足が左右別々に動くので、歩く感覚に近い。さらにストックがあるのでバランス補助にもなる。

だから初日から「滑った感」を得やすいです。これがモチベにつながります。

スノボは最初がしんどいけど、つながると伸びる

スノボは両足固定で横向き。最初は立ち方から違いますし、逆エッジで一瞬で転ぶので心が折れやすい。でも、連続ターン(エッジ切り替え)がつながった瞬間に世界が変わるんですよね。

そこからは、パウダー、地形遊び、トリックなど、遊びの幅に入りやすい。だから「始めは難しいが、つながると伸びが速い」という学習曲線になりやすいです。

学習曲線のざっくりイメージ

段階 スキー スノーボード
初日〜数回 滑る体験に入りやすい 転び方と姿勢づくりが中心
中級入り口 パラレル安定まで壁がある 連続ターンがつながると急に楽しい
上級 精密な荷重・エッジ操作が必要 高速域の安定とライン取りが難しい

結局は「あなたが何を楽しいと思うか」

難しさは、向き不向きと楽しさで変わります。スピード感や山を滑り回る移動効率が楽しいならスキーが合いやすい。遊びの幅や“板一枚で滑る感覚”が楽しいならスノボが合いやすい。

どっちが難しいかを気にしすぎるより、続けやすいほうを選ぶのが結果的に上達の近道です。

スキーできたらスノボもできる?

スキー経験者がスノーボードに挑戦するイメージ画像
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スキーできたらスノボもできる?これは、半分は当たりで半分は注意が必要、というのが私の答えです。スキー経験者が得している部分は確かにあります。

特に「エッジで雪面抵抗を作って止まる」「ズラしで減速する」「斜面のラインを読む」みたいな基礎は転用しやすいです。

スキー経験者が有利なポイント

スキーをやっている人は、斜面に対して身体をどう置くと滑るか、どう置くと止まるか、感覚がもう入っています。だからスノボのサイドスリップや停止の理解が早い。

あと、ゲレンデでの視野の使い方(周りを見る癖)が身についている人も多いので、安全面でも入りやすいです。

ただし“スキーの癖”が邪魔をすることもある

一方で、スキーの癖がスノボで邪魔をすることもあります。代表は「正面を向きすぎる」こと。

スノボは横向きなので、正面を向こうとすると上体だけがねじれて、重心が後ろに残りやすい。

いわゆる後傾になってノーズが浮き、板がバタつき、コントロールが難しくなります。

もうひとつは“ストックがない”問題。スキーは無意識にストックでバランス補助をしています。

スノボは腕と体幹で完結させる必要があるので、最初は違和感が出やすいです。でも逆に言えば、ここを越えると一気に伸びます。

スキー経験者がスノボで伸びるコツ

・上半身のねじりを減らして、進行方向は目線で作る
・前足でノーズを安定させて、後ろに座らない
・腕を使ってバランスを取る(肩の力は抜く)
・最初は速度より“切り替えの滑らかさ”を優先

つまり、スキー経験者はゼロからよりは早い可能性が高い。でも、横向き姿勢と荷重の作り方を“新しく学ぶ”気持ちで入ったほうが上達は早いです。

スキーができるあなたなら、ここはかなり伸びしろありますよ。

結論:スキーとスノボはどっちが速いのか

最後にまとめです。スキーとスノボはどっちが速いか。最高速の上限という意味では、スキーが出しやすいです。

空気抵抗を減らす姿勢を作りやすく、高速域での安定性も取りやすい。速度競技の到達点を見ても、その傾向ははっきりしています。

ただし、あなたがゲレンデで求めているのは、記録じゃなくて「気持ちよく滑れる速さ」だと思います。そこが一番大事です。

平均速度は環境で変わるし、上級者ほど速度を出さない判断がうまい。

だから、速さの勝ち負けより、安全にコントロールできる速度を広げることを目標にしたほうが、結果的に速くなります。

あなたに合う選び方(私のおすすめ)

スピード感、長距離移動、山を効率よく滑り回りたいならスキーが合いやすいです。

板一枚の浮遊感、地形遊び、トリック、遊びの幅を楽しみたいならスノボが合いやすい。

どっちも最高なので、あなたの「楽しい」を軸に選ぶのがいちばん後悔が少ないですよ。

最後に大事なお願い:この記事の速度はすべて一般的な目安です。天候、雪質、混雑、体調で安全な速度は変わります。

装備や滑走ルールなどの正確な情報は公式サイトをご確認ください。

不安がある場合や判断に迷う場合は、最終的な判断はスクールや専門家にご相談ください。