内孫と外孫はどっちが可愛い？祖父母の気持ちと時代による価値観の変化

こんにちは。どっち道ライフ、運営者のどっち探究人です。

今日は、内孫と外孫はどっちが可愛いのか、そんなモヤモヤを抱えて内孫外孫どっちが可愛いと検索してここにたどり着いてくれたあなたと、一緒に考えていきたいと思います。

内孫と外孫はどっちが可愛いのかという素朴な疑問から、内孫外孫の違いや呼び方、内孫外孫差別と言われるような扱いの差、嫁が産んだ孫はかわいくないというショッキングな言葉、娘の孫の方が可愛いと言われる理由、義母との距離感や孫への接し方まで、気になることが多いテーマですよね。

内孫と外孫のお祝い金の違いや、跡継ぎ意識が残る家庭での微妙な空気、内孫より外孫の方が可愛いと言われる心理、逆にいつも一緒にいる内孫の方が可愛いのではないかという疑問、さらにネットでよく見る嫁が産んだ孫はかわいくないと言われて傷ついた経験など、胸の内にしまっている本音もいろいろあると思います。

この記事では、昔の家制度に由来する内孫外孫の考え方から、現代の祖父母の価値観、初孫フィーバーの心理、義母との付き合い方、そして最終的に内孫と外孫はどっちが可愛いかという問いとの向き合い方まで、できるだけフラットな視点で整理していきます。読み終わるころには、「うちの家だけおかしいのかな？」という不安が和らいで、「こう考えればいいのかも」と少し気持ちが軽くなるはずです。

内孫と外孫はどっちが可愛いか

まずは、「そもそも内孫と外孫って何が違うの？」というところから、落ち着いて整理していきます。そのうえで、よく話題になる初孫フィーバーや、外孫の方が可愛いと言われる理由、娘の孫の方が可愛いと感じる心理を順番にひも解いていきますね。ここをしっかり押さえておくと、あとで出てくる義母との関係や、現代的な価値観の話もスッと入ってきやすくなりますよ。

内孫外孫とは何を指す？

内孫外孫という言葉は、今の若い世代からするとちょっとレトロに聞こえるかもしれませんが、もともとは日本の家制度の感覚から生まれた言い方です。少しややこしいのは、「法律で決まっている公式用語」ではなく、あくまで慣習的な呼び方だという点です。だからこそ、世代によって受け取り方が違ってきてしまうんですよね。

ざっくり言うと、家の跡継ぎになると見なされていた子どもの孫が内孫、別の家に出て行った子どもの孫が外孫、というイメージです。昔は長男が家を継ぐのが当たり前とされていたので、長男夫婦の子どもが内孫、嫁いだ娘の子どもが外孫、という使われ方が多かったんですね。地方の旧家や、いわゆる本家・分家の感覚が強い地域では、今でも「うちの内孫だから」「あっちは外孫だから」といった会話が普通に飛び交っていたりします。

一方で、都市部で育った世代には、この感覚がまったくピンと来ないことも多いです。「うちの親が急に内孫外孫と言いだしてビックリした」という声もよく聞きます。言葉の意味を知らないまま、「内孫の方が大事」「外孫はよそ者」といったイメージだけが一人歩きすると、余計な誤解やトラブルのもとになってしまいます。

呼び方のイメージを整理しておく

今の法律や戸籍では、孫を内孫外孫に分ける決まりはありません。あくまで昔から残っている「呼び方」「感覚」の話なので、ここを勘違いしないことが大事かなと思います。戸籍上は単に孫であり、内も外も書かれません。相続も、基本的には「誰の孫か」ではなく「誰の子か」「どのような法的関係にあるか」で決まります。

つまり、用語としての内孫外孫があるだけで、そこに本当は優劣も格差もない、というのがスタートラインです。ただ、言葉にはどうしても「雰囲気」がくっついてきます。内という字には「身内」「中の人」、外という字には「外側」「よそ」というニュアンスがあり、それがそのまま感情に乗っかりやすいんですよね。

こうやって意味を整理しておくと、「義母が内孫外孫と言っているのは、昔の感覚が残っているだけなんだな」と、少し距離を置いて受け止めやすくなると思います。

内孫と外孫の違いを整理

では、内孫と外孫は実際にどう違うのか。今の暮らし方に当てはめて考えると、ポイントは「生活距離」と「関わる頻度」の二つかなと思います。昔は「長男家と同居＝内孫」というパターンが多かったですが、今は長男だからといって親と住むとは限りませんし、次男や娘夫婦が親と同居しているケースもたくさんあります。

同居や徒歩圏内に住んでいる孫は、どうしても内孫と呼ばれやすく、遠方に住んでいる孫は外孫と言われがちです。家制度が薄れてきた今では、「苗字」よりも「生活距離」の方が、内孫外孫のイメージに大きく影響している印象があります。実際、祖父母側も「うちの近くにいる孫」と「なかなか会えない孫」という区分で話していることが多いはずです。

日本全体で見ると、核家族世帯が増え、高齢者だけの世帯や夫婦のみの世帯も増えています。三世代同居の世帯は、国勢調査のデータでも少しずつ割合が下がっていることがわかります（出典：総務省統計局「平成27年国勢調査 第10章 世帯数，世帯の家族類型」）。こうした背景もあって、「どの孫が内孫でどの孫が外孫か」という線引き自体が、だんだん曖昧になってきているんですよね。

ここで大事なのは、違いがあるのは「呼び方」と「距離感」であって、可愛さそのものではないということです。にもかかわらず、「内孫の方が大事にされている気がする」「外孫の方が溺愛されている」と感じてしまうのは、どうしても人の心が比較してしまうからなんですよね。

例えば、近くに住む孫は運動会や発表会に毎回顔を出せるけれど、遠方の孫は動画や写真でしか見られない、ということがよくあります。すると、祖父母の中で「イベントの記憶」が積み上がっていくのは近くの孫ばかりになり、なんとなく「うちの内孫は〜でね」と話題もそちらに偏りがちです。ここに「内孫」「外孫」というラベルが乗ると、外孫側からすると「うちの子は番外編なのかな…」と感じてしまいやすいわけです。

なので、「内孫だから優遇されている」というよりは、「距離が近いから結果的に思い出が多い」「会う機会が多いから情が深まりやすい」と捉えてみると、少し肩の力が抜けるかもしれません。

初孫フィーバーの心理とは

内孫外孫どっちが可愛い？という話になると、必ず出てくるのが初孫フィーバーです。これは、内孫か外孫かに関係なく、「一番最初に生まれた孫は、どうしても特別に見えてしまう」という現象です。あなたの周りにも、「初孫が生まれた瞬間から人が変わったようにデレデレのおじいちゃん・おばあちゃんになった人」、いませんか？

祖父母からすると、自分の子育てがひと段落したあとに、また新しい命が家族に加わるわけです。しかも、自分の子どもが親になっていく姿も同時に目にするので、感情が一気に揺さぶられます。出産前の妊婦健診の話を聞いたり、エコー写真を見せてもらったり、名前候補について相談されたりするうちに、まだ生まれていない孫への愛情がどんどん膨らんでいくんですよね。

初孫が特別になりやすい理由

• 「ついに自分も祖父母になった」という節目感が強い
• 生まれるまでのドキドキを一番丁寧に追いかけやすい（写真・動画・話題の量がダントツ）
• 出産前後のサポートを通して、親世代との絆が再確認される
• 「この子に自分たちの家系がつながっていく」という象徴的な存在として意識しやすい

これだけ条件がそろうと、初孫だけちょっとテンション高めに可愛がってしまうのは、かなり自然な反応です。ここに「内孫か外孫か」が乗っかることで、「義母はやっぱり内孫ばかり」「うちの親は外孫の初孫ばかり…」と感じやすくなるんですよね。「初孫＋内孫」「初孫＋外孫」という組み合わせだと、どうしても感情のボリュームが大きく見えます。

ただし、そのままのテンションで孫の人数が増えてくると、後から生まれた孫たちが寂しい思いをすることもあります。例えば、アルバムを見返したときに「お兄ちゃん（従兄弟）の写真ばっかりで、私の写真がほとんどない」と気づいてしまうパターンです。大人からすると「最初はデジカメを買ったばかりで張り切っていた」くらいの感覚でも、子どもからすると「自分は期待されていなかったのかな？」と受け取ってしまうこともあります。

祖父母側も、「自分が初孫にだけ夢中になっていたかもしれない」と気付ければ、そこから修正していくことは十分可能です。気づくきっかけをどう作るか、ここが大人同士の腕の見せどころかな、と思います。

なぜ外孫の方が可愛いと言われる

昔からよく聞くフレーズに、「内孫より外孫の方が可愛い」というものがあります。これを初めて聞いたとき、「跡継ぎの内孫の方が大事にされるんじゃないの？」と不思議に感じた人もいるはずです。ここにはいくつかの心理的な理由が重なっています。

一番わかりやすいのは、物理的にも心理的にも「ちょっと遠い存在」であることです。遠くから遊びに来る外孫は、普段の大変な部分をあまり見せません。ぐずるところも、寝かしつけに苦労する姿も、毎日の宿題バトルも、祖父母の前では見せないまま帰ってしまうことが多いですよね。結果として、「いいとこ取り」だけをしている祖父母の方は、「本当に手のかからないいい子でね〜」とますます好印象を持ちやすくなります。

たまにしか会えない希少価値

外孫は別世帯として離れて暮らしていることが多く、会える頻度が少ないですよね。そうなると、久しぶりに会うたびに「大きくなった」「こんなこともできるようになった」と変化が強く感じられて、そのぶん感動も大きくなります。数カ月ぶりに会った孫が、前回はまだしゃべれなかったのに、今回は「おばあちゃん、きたよ！」と走ってきたら、それだけでもう胸がいっぱいになります。

人の心って、どうしても「いつでも手に入るもの」より「たまにしか会えないもの」を特別だと感じやすいんですよね。外孫の方が可愛いと言われる背景には、この希少性の効果がかなり大きいと感じます。毎日のように顔を合わせている内孫に対しては、「宿題やったの？」「ゲームは一時間までね」と現実的な声掛けをする必要がありますが、たまにしか来ない外孫には、「今日は特別だし、もうちょっといいか」と甘くなってしまうのも自然な流れです。

「責任がないからこそ可愛い」という本音

もう一つ、祖父母側の本音としてよく聞くのが、「自分たちは育てる責任がないから、純粋に可愛いだけを味わえる」という感覚です。毎日のご飯やしつけ、進路のことまで考えながら育てている親とは違い、祖父母は良くも悪くも「いいとこ取り」ができます。

特に外孫の場合、日常的な育児にはほとんど関わらないので、「会ったときだけ全力で甘やかす」スタイルになりやすいです。「おやつ食べさせすぎちゃったけど、たまにだからいいよね」という感覚で、ついアイスやお菓子を出しすぎてしまう…なんて話もよく聞きます。これが、「外孫の方が可愛いのでは？」という印象につながるケースも多いですね。

この「責任のなさ」は、言い方を変えれば「余裕」です。子育て真っ最中のときには持てなかった余裕があるからこそ、「多少わがままを言っても、今日は目をつぶってあげよう」と思えるし、「泣いているのもまた可愛い」と見守ることができます。この余裕が外孫との時間にたっぷり注がれると、結果として「外孫を溺愛している」ように見えやすくなる、というわけです。

娘の孫の方が可愛い理由

「娘の孫の方が可愛い」と言うおばあちゃんの声も、かなりよく耳にします。ここには、母親としての時間が長かった世代ならではの感情が乗っています。特に戦後すぐ〜高度経済成長期の世代は、夫が仕事中心・妻が家庭中心という役割分担が色濃く残っていたため、母と娘の結び付きがかなり強いケースも多いです。

その延長線上で、「娘のライフイベントは全部隣で見てきた」という感覚を持っている人も少なくありません。入学・卒業・就職・結婚、そして出産。人生の大きな節目を一緒に乗り越えてきた相手が、自分の娘です。その娘が母親になり、今度は自分の孫を必死に守ろうとしている姿を見ると、どうしても胸が熱くなるんですよね。

娘に重ねて孫を見てしまう

自分が育ててきた娘が、命がけで出産して母親になり、懸命に子育てしている。その姿をそばで見ていると、どうしても孫に対する愛情と、娘に対する愛情がセットで湧いてきます。「ああ、この子もあの子（娘）と同じように泣いたり笑ったりしながら大きくなるんだな」と思った瞬間、孫への感情は一気に深まります。

つまり、「大切な娘が命をかけて守っている存在だから、余計に可愛い」という感覚です。ここには、息子よりも娘と密にコミュニケーションを取ってきた世代の価値観も関係していると感じます。娘とは日頃から愚痴も弱音も全部聞いてきたけれど、息子とはそこまで深く話したことがない…という家庭は、決して珍しくありません。

遠慮が少ない分、関わりやすい

もう一つは、娘との方が気安く話しやすいので、孫にも自然体で関われるという点です。「ちょっと抱っこさせて」「ここはこうした方がいいよ」といった口出しや世話焼きも、娘相手の方が気兼ねなくできますよね。「そんなに甘やかさないで」「今はこういうやり方なんだから」と多少言い合いになっても、「まあ親子だし」とどこかで収まる安心感もあります。

逆に息子の妻、つまりお嫁さんに対しては、「あまり口を出して嫌われたくない」という遠慮が働き、内孫との距離が縮まらないケースもあります。結果として、娘の孫の方がよく懐いてくれて、「やっぱりこっちの方が可愛いかも…」と感じてしまうわけです。でもその裏側には、「お嫁さんを傷つけたくない」「良い関係でいたい」という気持ちも混ざっていることが多いので、単純に「義母は嫁の子が嫌いなんだ」とだけ受け取ると、少しもったいない部分もあります。

まとめると、「娘の孫の方が可愛い」という言葉の中には、娘への愛情・遠慮の少なさ・関わる頻度と距離感、こういった要素が全部ミックスされています。決して「息子の子はどうでもいい」という話ではなく、「自分にとってより関わりやすい方に感情が乗りやすい」という、人間らしい反応だと捉えると、少し冷静に見られるかなと思います。

現代の内孫と外孫はどっちが可愛い？

ここからは、今の時代ならではの「内孫外孫どっちが可愛い問題」を見ていきます。嫁が産んだ孫はかわいくないという言葉の裏側、義母との関係、現代の祖父母の価値観、そして最終的に内孫外孫は可愛さと関係ないのでは？という話まで、一気に進めていきますね。「うちだけおかしい？」と感じていたことが、実は割とよくあるパターンだったりもします。

嫁が産んだ孫はかわいくない本音

ネットや噂話で時々見かけるのが、「嫁が産んだ孫はかわいくない」という強い言葉です。正直、これを初めて聞いた側としてはかなりショックですよね。「じゃあ、うちの子は何なんだ」「そんなこと言うならもう会わせたくない」と感じるのも当然です。

ただ、私がいろいろな話を聞いてきた実感としては、多くの場合、ターゲットは孫ではなく「お嫁さんとの距離感」です。昔の感覚で「嫁は他人」と捉えている義母にとって、嫁が産んだ孫は「なんとなく遠い存在」に感じられてしまうことがあります。孫に非があるわけではなく、義母自身が「どう接していいかわからない」「嫌われたくない」という不安を抱えているケースも少なくありません。

例えば、娘の子どもなら、「ちょっと抱っこさせて」「今日はうちに泊まってきなさい」と気軽に言えるのに、嫁の子どもに同じことをしようとすると「お嫁さんはどう思うかな」「迷惑じゃないかな」と考えすぎてしまう…という話を聞くことがあります。結果として、娘の子には自然体でデレデレできるのに、嫁の子には一歩引いた距離感になり、「自分でもうまく可愛がれていない気がする」という自己嫌悪が、「嫁が産んだ孫はかわいくない」という極端な言葉になってしまうこともあるんですよね。

そのうえで、義母本人と向き合うかどうかは、家庭ごとの事情や距離感もあります。「今それを正面から伝えると、かえってこじれそうだな」と感じるなら、一旦距離を取る選択も全然アリです。大事なのは、「義母に好かれること」よりも、「あなたと子どもの心がすり減りすぎないこと」ですからね。

義母との関係と孫差別

内孫外孫どっちが可愛い？というテーマは、多くの場合「義母との関係」とセットで語られます。たとえば、義母が娘の孫だけをスマホの待ち受けにしている、内孫ばかり頻繁に預かって遊びに連れていく、外孫だけお年玉の額が明らかに少ない…など、気になる場面はいろいろ出てきますよね。

こうした「小さな差」の積み重ねが、「もしかしてうちの子は二番手なのかな」という不信感につながっていきます。しかも、この手の話は親同士の比較だけでなく、いずれ孫同士の目にも入ってきます。「どうしてあっちだけプレゼントが豪華なの？」「なんで私だけ呼ばれなかったの？」と子どもが気づいた瞬間、その差はただの大人の感情問題ではなく、子どもの自己肯定感にも影響してきます。

「比べられている」と感じる瞬間

• 内孫と外孫でプレゼントの金額が明らかに違う
• 困ったときに内孫側の SOS だけ優先して助ける
• 孫の自慢話が、いつも同じ側の孫に偏っている
• 写真立てや飾ってある絵が、片方の孫のものばかり

こういう積み重ねが続くと、「うちの子は二番手なんだ」と感じてしまって当然です。ここで大切なのは、義母と真正面から「どっちが可愛いんですか？」とぶつからないことです。感情論でぶつかると、こじれやすいテーマだからです。「義母は差別している」という言い方をされると、相手も身構えてしまいます。

お金や相続の話になってくると、各家庭の事情も複雑です。もし生前贈与や遺言などのお金まわりで不公平さを感じたときは、一般論だけで判断せず、正確な情報は公式サイトをご確認ください。また、税金や相続に関する具体的な判断は、税理士や弁護士など、最終的な判断は専門家にご相談ください。感情の問題と法律の問題は、一度切り分けて考えるのが結果的に自分を守ることにもつながります。

現代の祖父母に増える価値観

一方で、最近は「内孫外孫なんて関係ない。孫はみんな可愛い」というスタンスの祖父母も明らかに増えています。家制度の感覚が薄れ、子どもたちも皆それぞれ別世帯を持つのが当たり前になったことで、「跡取りだから特別」という価値観自体が弱くなってきたからです。

また、共働き家庭や単身赴任、転勤族も増えている中で、「長男家と同居して面倒を見る」というモデル自体が現実的ではなくなってきました。祖父母側も、「誰が家を継ぐか」より「誰とどのくらい関わるか」「老後にどのくらい頼れるか」といった、実際の関係性をベースに考えるようになってきています。

今どき祖父母の特徴

• お年玉やプレゼントは人数分をきっちり同額で用意する（うっかり差が出ないようメモまで取る）
• スマホのアルバムや待ち受けも、全員分を公平に入れ替える
• 遠方の孫にもビデオ通話やオンライン帰省で積極的に関わる
• 「どの孫が跡取りか」より「どの孫と何を一緒に楽しめるか」を大事にする

特に、スマホやビデオ通話に慣れた世代では、距離のハンデがグッと小さくなりました。内孫外孫どっちが可愛いかというより、「今この瞬間、画面越しでも楽しそうにしている孫が一番可愛い」という感覚になっている人も多いです。遠方の孫からビデオ通話で「ばあば〜！」と呼ばれた瞬間、その日一日ハッピーでいられる、という話もよく聞きます。

こうした現代的な祖父母像の中では、「内孫」「外孫」というラベルは、あくまで昔話の名残に近くなってきています。もちろん、地域や家庭によって温度差はありますが、少なくとも「どちらか一方だけを特別扱いして当たり前」という空気は、確実に弱まっていると感じます。

内孫外孫は可愛さと関係ない

ここまで見てきたように、内孫外孫どっちが可愛いかというテーマは、実は距離感・関わる頻度・大人同士の関係など、複数の要素が絡み合った結果です。内孫だから可愛い、外孫だから可愛い、という単純な話ではありません。どちらか一方だけを切り取って「内孫だから」「外孫だから」と決めつけてしまうと、大事な要素を見落としてしまいます。

例えば、「内孫の方が可愛がられている」と感じたとき、その背景には「近くに住んでいてよく手伝ってもらっている」「小さい頃から頻繁に預かって育ててきた」といった歴史が隠れているかもしれません。逆に、「外孫の方が可愛がられている」ように見えるときは、「娘と何でも話せる関係だから、孫の話題も多くなる」「里帰り出産で長期的に同居していた時期があった」などの事情があるかもしれません。

本当に影響しているのは何か？

• どれくらいの頻度で顔を合わせているか（年に数回か、毎週なのか）
• 祖父母と親（あなたやパートナー）の関係がフラットかどうか
• 遠慮や気まずさが少なく、素の自分で付き合えているか
• 過去に「助けてもらった・助けた」のバランスがどう積み上がっているか

このあたりを一つずつ整えていけると、「内孫か外孫か」というラベルの力はどんどん弱くなっていきます。むしろ、孫それぞれの個性や相性の方が、可愛さの感じ方に大きく影響してくるんですよね。よく笑う孫、真面目でコツコツ型の孫、ちょっと不器用だけど優しい孫…。どれも違う魅力があって、「誰が一番か」を決めるのはそもそも無理ゲーです。

内孫外孫は可愛さと関係ない、と言い切るのは少し極端かもしれませんが、「ラベルより中身が大事」という方向に、ゆっくり舵を切っていけるといいなと感じています。

内孫と外孫はどっちが可愛いか結論

最後に、内孫と外孫はどっちが可愛いかという、この記事のメインテーマに改めて向き合ってみます。ここまで読んでくれたあなたなら、もううすうす感じているかもしれませんが、私の結論はかなりシンプルです。

私がいろいろな話を聞いてきて出した結論は、とてもシンプルです。「孫はみんな可愛い。ただし、可愛さの出方や付き合い方は一人ひとり違う」ということです。内孫外孫どっちが可愛いかと比べ始めると、どうしても「誰かが一番」「誰かが二番」と順位をつける発想になってしまいます。でも、実際の家族はもっとグラデーションが細かいですよね。

よく甘えてくる孫もいれば、ちょっとツンデレな孫もいるし、遠くからじっと様子を見ているタイプもいます。それぞれとの距離や歴史が違うので、「可愛い」の形も少しずつ違って当然です。「孫Ａは一緒に遊ぶときの楽しさがピカイチ」「孫Ｂは真剣に話を聞いてくれるところが愛おしい」「孫Ｃはちょっと不器用だけどそこがたまらない」といった具合に、全部ベクトルが違うイメージです。

私たちができる具体的な一歩

• 内孫外孫という言葉を、必要以上に重く受け取らない（古い呼び方の一つとして距離を置いて眺める）
• 目に見える「差」を感じたときは、感情でぶつかる前に一呼吸おいて整理する
• 祖父母に期待しすぎず、子どもにとって安全な距離を守ることを最優先にする
• どうしても納得できないお金や相続の話は、一人で抱え込まず専門家に相談する

内孫と外孫はどっちが可愛いかという問いに、完璧な正解はありません。ただ、あなた自身が「うちの子が不当に低く扱われていないか」「子どもたちの心に傷が残らないか」を軸に考えていけば、自然とちょうどいい距離感が見つかっていきます。「この扱いは子どもが見たらどう感じるかな？」と一度立ち止まるだけでも、選ぶ言葉や対応が変わってくるはずです。

もし今、義母との関係や孫差別のような言動で悩んでいるなら、「これは世代や価値観のズレなんだ」と一旦切り分けて、自分と子どもの心を守る選択を優先してあげてください。相続やお金に関する具体的な取り決めが絡む場合は、正確な情報は公式サイトをご確認ください。そして、最終的な判断は専門家にご相談ください。

内孫外孫どっちが可愛いかというラベルから少し離れて、「この子たちそれぞれの良さを、どうやって守って育てていくか」を一緒に考えていけたら嬉しいです。あなたの家族のペースで、無理のないバランスを探していきましょう。