
こんにちは。どっち道ライフ、運営者のどっち探究人です。
料理をしていると、片栗粉と小麦粉のどっちを使えばいいのか、ふと悩む瞬間がありませんか。レシピには小麦粉と書いてあるけれど手元には片栗粉しかない、唐揚げで片栗粉と小麦粉どっちがいいのか迷う、そもそも片栗粉と小麦粉の違いがよく分からない……そんなモヤっとした状態で検索にたどり着いたあなたと、今日はとことん向き合っていきます。
世の中にはとろみ付けの料理なら片栗粉と小麦粉どっちでもいい、揚げ物は片栗粉と薄力粉どっちでもいいなんて話もあって、「じゃあ結局どっちが正解なの?」と、余計にこんがらがってしまいやすいところです。冷蔵庫の在庫や家族の好み、カロリーや健康面のことまで考え出すと、粉ひとつ選ぶだけなのに意外と奥が深いんですよね。
この記事では、片栗粉と小麦粉それぞれの性格を一度しっかり整理して、「ここは代用してもいい」「ここは素直にレシピ通りが安心」というラインを、あなたと一緒に引き直していきます。とろみ、揚げ物、つなぎ、カロリー、価格、太りやすさ、体にいいかどうかまで、日常で迷いやすいポイントを全部まとめていくので、読み終わるころには「今日のこの料理には片栗粉と小麦粉どっちがいいか」を自分でスパッと選べるようになるはずです。
・片栗粉と小麦粉の違いと代用できる範囲が分かる
・揚げ物やとろみ付けでどっちを選ぶか判断できる
・カロリーや価格の目安から粉を選ぶ考え方が分かる
・最終的に片栗粉と小麦粉どっちでもいい場面が整理できる
目次
片栗粉と小麦粉はどっちでもいいと迷う理由
まずは「そもそも、なぜこんなに片栗粉と小麦粉で迷うのか」というところから一緒にほどいていきます。ここを押さえておくと、後半で出てくる細かい違いもスッと頭に入りやすくなりますよ。日常のキッチンで起きがちなシーンを思い浮かべながら読んでみてください。
料理でどっちでもいいと感じる場面

片栗粉と小麦粉がややこしいのは、見た目も白くて似ているうえに、どちらも「粉を水と熱に当てると、とろみや膜をつくる」という共通点を持っているからです。キッチンでパッと見たとき、「ラベルがなかったらどっちがどっちか分からないかも…」というくらいの距離感ですよね。そこに、レシピの書き方のゆるさも加わって、「どっちでもいいんじゃない?」と感じやすい土壌ができあがります。
例えば、こんな場面を想像してみてください。
- 麻婆豆腐や天津飯のあんを作るとき、最後に入れるのが片栗粉か小麦粉かで迷う
- 野菜炒めを少しとろっとさせたいだけなのに、どっちの粉を水溶きにすればいいか分からない
- 鶏の唐揚げや竜田揚げのレシピによって、片栗粉だったり小麦粉だったり書いてあって混乱する
- ハンバーグやつくねのつなぎとして書かれている粉が、家にないほうだった
どれも、粉を変えたからといって料理として完全に破綻するわけではないので、なおさら「どっちでもいいような気がする」ゾーンです。しかも、多くの家庭では両方の粉を常備しているので、在庫に合わせてなんとなくその場で決めてしまうことも多いはずです。
ただ、実際には同じ料理でも、片栗粉に寄せた仕上がりと小麦粉に寄せた仕上がりでは、口当たりや見た目がはっきり変わります。片栗粉のとろみは、透明感がありつつ、とろ〜っと強めの粘度が出るタイプ。小麦粉のとろみは、白く濁りながらスープ全体をぽってりさせていくタイプ。どちらも「とろみ」であることに変わりはないのですが、印象はまるで違うんですよね。
だからこそ本当は、「とろみがつけばなんでもいい」というレベルの話と、「この料理らしさまで含めて大事にしたい」という話を分けて考えたほうが、あなたの中のモヤモヤがスッキリしてきます。この記事では、まずどっちでもいいと感じやすい代表的なシーンを洗い出してから、「ここは本当にどっちでもいいのか?」「実は明確に向き不向きがあるのか?」を一緒に見ていきます。
代用できるかで失敗しない判断

次に気になるのが、レシピに書いてある粉がないときに「代用してもいいかどうか」ですよね。ここを感覚だけで決めると、「まあ大丈夫でしょ」とやってみて、想像とまったく違う仕上がりになってしまうこともあります。なので私は、頭の中でざっくりと「代用ゾーン」と「代用すると別物ゾーン」を分けて考えるようにしています。
代用ゾーンの考え方
代用しやすいのは、
- 仕上がりの色や透明感がそこまで重要ではない料理
- とろみそのものより、具材の味や香りが主役の料理
- 家庭の味として多少のブレも許容できる料理
といった分野です。具体例でいうと、
- 野菜炒めや肉野菜炒めの仕上げの軽いとろみ
- カレーやシチューの「ちょっと緩かったからもう少しだけとろみを足したい」とき
- 鶏の唐揚げ、チキンナゲット風の揚げ物、簡単なフリット
このあたりは、「今日は片栗粉でいってみよう」「今日は小麦粉でいいや」と気分で変えても、料理として成立します。もちろん食感は変わりますが、それを楽しむくらいの余裕が持てるゾーンですね。
代用すると別物ゾーン
一方で、「ここはレシピ通りの粉を守ったほうがいい」と感じているのが、
- グラタンやマカロニグラタンのホワイトソース
- クリームシチューやクリームパスタのソース
- 中華丼や天津飯、カニ玉のとろみあん
- 天ぷらの衣の粉の扱い方そのもの
などです。ホワイトソースを片栗粉で作ると、透明っぽくて、舌触りもぬるっとした独特のソースになってしまい、「思っていたクリーム感」とはかなり離れたものになります。逆に、中華丼のあんを小麦粉で作ると、透明でつやのあるあんが濁ってしまって、途端に「和風シチューっぽい何か」のような雰囲気になります。
代用のざっくり判断ルール
- 料理全体の「顔」になる部分のとろみ → レシピ通りの粉
- ちょい足しのとろみや衣 → 片栗粉小麦粉どっちでもいい
このルールを持っておくと、「ここは遊んでOK」「ここはレシピに従おう」の線引きがかなりラクになります。最初は迷ったときだけ立ち返る「マイルール」として、頭の片隅に置いておいてもらえると嬉しいです。
揚げ物の違いで変わる食感

揚げ物は、片栗粉か小麦粉かの違いが最も分かりやすく現れるジャンルです。ここを押さえておくと、唐揚げ、天ぷら、フライドポテトなど、普段よく作るメニューの仕上がりをかなり自由にコントロールできるようになります。
片栗粉の揚げ物が得意なこと
片栗粉は、揚げ油の中でデンプンが一気に糊化して、表面に「ガラス質の殻」のような層をつくるのが得意です。その結果、
- 口に入れたときの「サクッ」「カリッ」という軽い歯ざわり
- 衣が薄く、素材の形や色がうっすら透けるような見た目
- 揚げてすぐなら、スナック感のある軽さ
という特徴が出やすくなります。竜田揚げや揚げ出し豆腐が片栗粉ベースなのは、まさにこのメリットを全開で使っているからですね。小麦粉に比べると、色も白っぽく仕上がるので、「香ばしい茶色」というよりは「サクっとした薄衣」を楽しむ方向です。
小麦粉の揚げ物が得意なこと
小麦粉のほうは、グルテンとデンプンが一緒になって衣を作るイメージです。揚げると表面がきつね色に色づきやすく、「ザクッ」というよりは「カリッ」「ガリッ」とした、厚みのある歯ざわりになりやすいです。
- 唐揚げを「THE・おかず」っぽい、ガツンとした存在感にしたい
- ムニエルのように、魚の表面に香ばしい膜を作りたい
- フライ系でパン粉の下にしっかりした下地を作りたい
といったときには、小麦粉ベースの衣が活躍します。特にきつね色の焦げ目と香りは、片栗粉ではなかなか出せない世界観です。
フライドポテトで比べてみる
この違いが分かりやすいのがフライドポテトです。私は、フライドポテトに関してはどっち道ライフ内で別記事も書いていて、フライドポテトは片栗粉と小麦粉どっちが好み?水さらし理由とコツでかなり詳しく比較していますが、ざっくり言うと、
- 片栗粉:薄くまぶすとカリカリ、ザクザク。軽めのスナック寄り。
- 小麦粉:少し厚めに付けると、ジャケットポテト感のある、しっかり衣。
という感じです。さらに、「あえて粉なしで素揚げにする」という選択肢もあるので、フライドポテトに関しては本当に遊び放題のゾーンですね。
時間経過でどう変わるか
揚げ物は「揚げたて」と「時間がたったあと」で食感が変わるのもポイントです。
- 片栗粉:時間がたつと油や具材の水分を吸って、ややもっちり・ねっとり寄り
- 小麦粉:しっとり感が出て、衣自体が重くなりやすい
お弁当に入れるなど、冷めてから食べる前提なら、あえて小麦粉寄りにして「しっとり唐揚げ」として楽しむのもアリですし、逆に「冷めてもカリッとしていてほしい」という場合は、片栗粉メインにして、衣を薄めにまとわせるなどの工夫が必要になってきます。
揚げ物の粉選びのざっくり指針
- 軽さ・サクサク重視 → 片栗粉寄り
- 香ばしさ・ガツンと感重視 → 小麦粉寄り
- どっちも欲しい → 小麦粉+片栗粉のブレンド
このあたりは、まさに「片栗粉小麦粉どっちでもいいけど、好みの問題」というゾーンです。あなたの好きな食感を決めてしまえば、むしろ迷いが減っていきますよ。
鶏肉は片栗粉と小麦粉どっちが合う

唐揚げ好きとしては、鶏肉の衣問題は避けて通れません。鶏肉については、片栗粉と小麦粉どっちでもいいどころか、「どっちで作るかによって楽しみ方が変わる」ジャンルだと思っています。
片栗粉メインの鶏唐揚げ
片栗粉メインで作る鶏唐揚げは、とにかく衣が軽いのが特徴です。下味をしっかり付けた鶏肉に片栗粉をまとわせて揚げると、表面はサクサク、中はジューシーなメリハリのある仕上がりになります。衣が薄いぶん、にんにくや生姜、しょうゆベースの味付けがストレートに感じられやすく、おつまみ寄りの「止まらない唐揚げ」になりやすいのも片栗粉の魅力です。
もうひとつの特徴は、見た目が白っぽいこと。いわゆる「竜田揚げ」に近い雰囲気で、粉がところどころ残ったような、ザラッとしたビジュアルになります。茶色くガツンとした唐揚げとはまた違う、「軽快でカジュアルなおかず」というポジションですね。
小麦粉メインの鶏唐揚げ
一方、小麦粉メインで衣を作ると、ぐっと「定食屋さんの唐揚げ」っぽい雰囲気に寄ります。衣に厚みが出て、カリッとした表面と、ややしっとりした内側の層ができるので、かぶりついたときの満足感が高いです。ご飯のおかずとして食べるなら、個人的には小麦粉寄りの唐揚げがしっくりくるなと感じています。
小麦粉はメイラード反応で色づきやすいので、きつね色からやや濃い目のブラウンまで、視覚的にも「唐揚げ!」という存在感が出てくれます。この色と香りも含めて、白ごはんが進むおかずになりますよね。
ブレンドや二層構造という選択肢
「どっちも捨てがたい…」という欲張りさんには、ブレンドや二層構造がおすすめです。例えば、
- 薄力粉と片栗粉を1:1で混ぜた衣に鶏肉をくぐらせる
- 下味をつけた鶏肉に薄力粉だけを軽くまぶし、揚げる直前に片栗粉を追加でまとわせる
といったやり方です。こうすると、内側は小麦粉のおかげでジューシーさが守られつつ、外側は片栗粉でサクサク感が出る、という二重構造の唐揚げになります。少し手間は増えますが、「今日の唐揚げは絶対に外したくない」という日に、ぜひ試してほしいルートです。
鶏肉の粉選びのマイルール
- おつまみ寄り・軽さ優先 → 片栗粉メイン
- ご飯のおかず・満足感優先 → 小麦粉メイン
- いいとこ取りしたい → 小麦粉+片栗粉のブレンドや二層構造
鶏肉に関しては、本当に「片栗粉小麦粉どっちでもいい」と言えるゾーンです。ただ、どっちを選ぶかで体験が変わるので、気分やシーンに合わせて粉を変える「唐揚げの着替え」感覚で楽しんでもらえると嬉しいです。
片栗粉と薄力粉はどっちでもいい?

ここで一度、「片栗粉と薄力粉ってそもそも何者なのか」をおさらいしておきます。薄力粉は小麦粉の一種で、小麦の胚乳部分を細かく挽いたもの。グルテンを作るタンパク質を含んでいて、ケーキやクッキー、お好み焼きなどの生地に欠かせない粉です。一方、片栗粉はジャガイモなどから取り出したでん粉で、タンパク質をほとんど含まず、純粋に「とろみ」「膜」「サクサクの殻」を作る役割に特化した粉です。
この違いを踏まえると、「片栗粉と薄力粉どっちでもいい」と言い切れる場面と、そうでない場面が見えてきます。
どっちでもいい寄りの場面
- 野菜炒めの仕上げに、軽くとろみを付けたいとき
- 揚げ物の衣として少しだけ粉をまとわせたいとき
- 煮込みハンバーグのタレなど、ちょっとだけとろみを足したいとき
このあたりは、使う量も少なく、料理全体のイメージを決定づけるほどではないので、片栗粉と薄力粉どっちでもいいゾーンです。あなたの好みや手元の在庫に合わせて、柔らかく選んでOKだと思います。
どっちでもよくない場面
- ホットケーキやパンケーキ、生地のふんわり感が命の料理
- クッキーやスポンジケーキなど、焼き菓子全般
- ホワイトソースや、ルーから作るシチュー
- お好み焼き、たこ焼きなど「生地そのもの」が主役の料理
ここは、薄力粉のグルテンがあるからこそ成立している世界です。片栗粉だけでホットケーキを作ろうとすると、ふんわり膨らむというより、ずっしり・もっちりとした謎の食べ物になりやすいですし、ホワイトソースを片栗粉で作ると、透明で少しぬるっとしたソースになって、「思っていたのと違う」となりがちです。
つまり、生地を作りたい場面と、透明なとろみを出したい場面では、役割がまったく違う粉ということですね。
薄力粉と片栗粉を完全に入れ替えてしまうと、レシピの前提が大きく崩れることがあります。初めて挑戦する料理や、失敗したくないおもてなし料理では、レシピに書いてある粉の種類を守るほうが安全です。
なので、「片栗粉と薄力粉はどっちでもいい?」と聞かれたら、私の答えは「揚げ物や軽いとろみ付けの一部はどっちでもいいけれど、生地作りやホワイトソースなどは基本どっちでもよくない」です。この線引きを覚えておくだけでも、レシピ選びのストレスがかなり減ってくるはずですよ。
片栗粉と小麦粉はどっちでもいいかを判断
ここからは、「じゃあ結局どうやって選べばいいの?」というところを、より実務寄りに整理していきます。カロリーや価格、太りやすさ、健康面なども交えながら、「あなたにとってのマイルール」を一緒に作っていくイメージです。ここを決めておくと、今後レシピを見るたびに「うーん」と悩む時間がかなり減ると思います。
カロリーの違いを比較する

まずは多くの人が気にするカロリーから。片栗粉も小麦粉も、基本的には炭水化物が中心なので、どちらも「しっかりエネルギー源」であることに変わりはありません。ざっくりとしたイメージとしては、
- 片栗粉(でん粉):100gあたり330〜340kcal前後
- 薄力粉(小麦粉):100gあたり340〜350kcal前後
と、ほぼ横並びです。数字は商品やメーカーによって多少変わるので、正確な値が気になる場合は、パッケージ裏の栄養成分表示を見てくださいね。より厳密な数値を調べたいときは、文部科学省が公開している(出典:文部科学省 日本食品標準成分表 食品成分データベース)を使うと、公的なデータにアクセスできます。
とはいえ、ここで大事なのは「100gあたりのカロリー」そのものよりも、1回の料理でどれだけ使うかです。とろみ付けの場面を考えてみると、片栗粉でも小麦粉でも、使う量はたいてい小さじ1〜2杯くらい。カロリーにすると10〜30kcalくらいの世界です。これに対して、同じ料理の中で使う油やバター、マヨネーズ、肉の量などのほうが、よっぽどカロリーへの影響が大きかったりします。
揚げ物の場合のカロリーの捉え方
揚げ物で片栗粉と小麦粉どっちがカロリー高いの?と気になる方も多いと思いますが、ここも粉そのものの違いより、
- 衣の厚さ(たくさん付ければそれだけカロリーアップ)
- 揚げ油の吸収量
- 一度に食べる量
のほうがインパクトが大きいです。片栗粉の薄衣でカラッと揚げれば、衣の量が少なくて済みますし、小麦粉でがっつり衣をつければ、そのぶん油も粉も多く摂ることになります。どちらの粉を使うかというより、「衣の厚さをどうするか」「揚げ油をどのくらい使うか」のほうが、太る・太らないには効いてくるイメージですね。
ここで紹介しているカロリーは、あくまで一般的な目安です。実際の値は商品や調理条件によって変わります。正確な情報が必要な場合は、各商品のパッケージ表示や公的な食品成分表など、必ず公式の情報を確認してください。
というわけで、「カロリーが気になるから片栗粉のほうがいい」「小麦粉は太りそうだから避けたい」など、一概に言い切るのは難しいところです。粉の違いにこだわりすぎるより、「衣を薄めにする」「揚げ物の頻度を調整する」「ソースをかけすぎない」といった全体のバランスを見直したほうが、現実的かなと思います。
どっちが安いかで選ぶ方法

次はお財布目線での話です。スーパーの棚を眺めていると、薄力粉は1キロの大袋で売られている一方で、片栗粉は200〜500gの小袋が多いですよね。このパッケージの違いが、そのまま「使い方の違い」にもつながっています。
薄力粉のコスパの考え方
薄力粉は、パンケーキやクッキー、お好み焼き、ホットケーキなど、生地系の料理で主役としてガッツリ使う粉です。そのぶん、一度に使う量が多いので、1キロ単位で買ってもあまり怖くありません。価格も、プライベートブランドのものなら1キロで数百円程度とかなり優秀で、「コスパがいい主役粉」というポジションですね。
片栗粉のコスパの考え方
片栗粉は、一度に使う量がかなり少ない粉です。とろみ付けなら小さじ1〜2、揚げ物の衣に使うとしても、鶏肉数人分で数十グラム程度。なので、たとえキロ単価で見れば薄力粉よりやや高めだったとしても、1回あたりのコストで見るとほとんど気にならないことが多いです。
- あんかけ料理が多い家庭 → 片栗粉の消費がじわじわ増える
- 揚げ物や生地料理が多い家庭 → 薄力粉の消費がどんどん増える
という感じで、家のメニューによって「減り方」がまったく違ってきます。
どっちを常備するかの考え方
個人的なおすすめは、
- 薄力粉:ほぼ必須。主役級の粉として常備。
- 片栗粉:あんかけや唐揚げをよく作るなら、一袋常備しておくと間違いなく便利。
というスタンスです。薄力粉だけでも多くの料理は作れますが、「ここぞというときのとろみやサクサク感」を出せる片栗粉が手元にあると、料理の自由度がグッと上がります。片栗粉は開封してからしばらく保ちますが、湿気やニオイ移りには弱いので、保存容器に移し替えるなど、扱いだけは少し丁寧にしてあげてください。
「どっちが安いか」で悩んで動けなくなるより、「この家のいつもの料理ラインナップだと、どっちをどれくらい使うか」を一度見直してみると、あなたの家にとってのベストな常備バランスが見えてくると思います。
どっちが太るかを気にする人へ

ダイエット中だと、「片栗粉と小麦粉どっちが太るの?」は気になるテーマですよね。ここも、カロリーのところと少し話がかぶりますが、改めて整理しておきます。
粉そのものよりシチュエーションが大事
まず大前提として、片栗粉も小麦粉も、炭水化物を多く含むエネルギー源なので、「どっちかだけ極端にヘルシー」というわけではありません。むしろ、
- どんな料理に使っているのか(揚げ物か、蒸し料理か、焼き物か)
- どれくらいの頻度で食べているか
- 一度にどのくらいの量を食べているか
といった要素のほうが、体重には効いてきます。唐揚げを毎日のように山盛り食べていたら、粉の種類に関係なく太りやすい、というのはなんとなくイメージできますよね。
粉物全般の「どっちが太る」問題
粉物に関しては、どっち道ライフでもうひとつよく聞かれるのが、「もんじゃ焼きとお好み焼きはどっちが太るの?」という話です。このテーマについては、もんじゃ焼きとお好み焼きはどっちが太る?カロリーと特徴を徹底解説でかなり細かく掘り下げていますが、結論としては「具材やトッピング、ソースの量、油の量まで含めて考えないと判断できない」というところに落ち着きます。
片栗粉と小麦粉のどっちが太るか、という議論もそれとよく似ていて、粉の違いだけで善悪を決めてしまうのは、ちょっと乱暴かなと感じています。むしろ、
- 揚げ物の回数を週に何回くらいにするか
- 一皿あたりの唐揚げの個数をどれくらいにするか
- ソースやマヨネーズの量をどうコントロールするか
といったところを整えたうえで、「じゃあ粉はどうしようか」と考えるほうが現実的で、精神的にもラクですよ。
体重管理や健康に関する話は、年齢や体質、持病の有無などによって最適解が変わります。ここでの話はあくまで一般的な考え方の一例なので、糖質制限中の方や特定の持病がある方は、最終的な判断をする前に必ず医師や管理栄養士などの専門家に相談してください。
片栗粉と小麦粉どっちが太るかで悩み続けるより、「今日は唐揚げを楽しむ日だから、明日はあっさりメニューにしよう」「1回あたりの量を少し控えめにしてみよう」というバランスの取り方を身につけるほうが、長い目で見ると健全かなと思います。
体にいいのはどちらか

「体にいいのはどっち?」という質問もよく届きますが、ここも少し落ち着いて整理したいところです。片栗粉も小麦粉も、基本的には「主食や料理のベースを支えるエネルギー源」。どちらか一方を「体に悪い」と決めつける必要は、実はあまりありません。
グルテンの有無という違い
健康面で大きな違いがあるとすれば、グルテンを含むかどうかです。小麦粉にはグルテンが含まれていて、生地の弾力やふんわり感を作るのに欠かせない一方、グルテンに敏感な人や小麦アレルギーの人にとっては避けたい成分でもあります。
- パンや麺類が多い食生活で、グルテンの摂取が気になっている
- 小麦製品を食べると体調が崩れるような感覚がある
といった場合は、片栗粉のようなグルテンフリーのでん粉を上手に取り入れることで、食事の幅を広げつつ負担を軽くすることができます。とろみ付けや揚げ物の衣を片栗粉に切り替えるだけでも、1日の小麦摂取量を少し減らすことができますよね。
片栗粉が合っている人、小麦粉が合っている人
ざっくりとした目安としては、
- 小麦アレルギーやグルテン感受性がある → 片栗粉メインで工夫
- パンやケーキなど、生地ものも楽しみたい → 小麦粉とうまく付き合う前提で考える
というイメージです。どちらか一方を完全にゼロにするのではなく、「自分の体質に合わせて、どれくらい・どの場面で使うか」を調整していくのが現実的かなと思います。
アレルギーや消化器系のトラブルに関しては、自己判断だけで片栗粉や小麦粉の量を調整するのは危険な場合もあります。少しでも不安がある場合は、必ず医師や専門機関で相談し、正確な検査や診断を受けてください。
「体にいいのはどっち?」という問いに対して、私の答えは「あなたの体質と食生活に無理なくフィットする使い方ができるほう」です。片栗粉小麦粉どっちでもいい料理なら、その日の体調や直感に合わせて粉を選ぶ、というくらいの距離感で付き合っていくのがちょうどいいかなと思います。
結局どっちがいいかの考え方

ここまでかなり細かく見てきたので、「結局どっちがいいのか、シンプルな軸で教えて…!」という気持ちになってきているかもしれません。なので、最後に考え方のベースをもう一度整理しておきますね。
見た目・食感・用途の三本柱
片栗粉と小麦粉どっちがいいか迷ったときは、
- 見た目:透明感を残したいか、白く濁ってもいいか
- 食感:サクサク・とろ〜りか、カリッ・ぽってりか
- 用途:とろみ付けが主役か、生地や衣が主役か
という三本柱で考えるのがおすすめです。
- 見た目や素材の色を活かしたい → 片栗粉寄り
- 全体を白くまとめたい、こっくりさせたい → 小麦粉寄り
- とろみだけ欲しい → 片栗粉メイン
- 生地や衣も料理の主役 → 小麦粉メイン
こうやってざっくり切り分けておくと、「今日はこの料理をどういう雰囲気にしたいのか」を先に決めて、そのあと粉を選ぶだけで済むようになります。
「遊べる料理」と「守る料理」を分ける
もうひとつのポイントは、「粉を遊んでいい料理」と「素直にレシピ通りがいい料理」を分けておくことです。
粉を遊べる料理の例
- 野菜炒め全般
- 唐揚げ、竜田揚げ、フリッター系の揚げ物
- カレーやシチューの「ちょい足しとろみ」
レシピ通りが安心な料理の例
- ホワイトソース、グラタン、シチューのルー
- スポンジケーキやクッキーなどの焼き菓子
- お好み焼きやたこ焼きなどの生地もの
この線引きをしておくだけで、「これは片栗粉小麦粉どっちでもいいゾーンだな」「ここはレシピ通りの粉を守ろう」という判断がすぐにできるようになります。結果的に、料理中にスマホで検索する回数も減って、キッチンでのストレスもかなり軽くなるはずです。
片栗粉小麦粉どっちでもいい結論まとめ
最後に、この記事全体を通して伝えたかったことを、片栗粉小麦粉どっちでもいいのかという問いに沿ってまとめます。
- とろみ付けや唐揚げの衣など、片栗粉小麦粉どっちでもいい場面は意外と多い
- 一方で、ホワイトソースや中華あんなど、粉を入れ替えると別料理になる「守るべきゾーン」もハッキリ存在する
- カロリーや価格の差はそこまで大きくなく、太る・太らないは粉単体よりも料理全体のバランスと頻度のほうが重要
- 健康面ではグルテンの有無がポイントで、片栗粉はグルテンフリーという強み、小麦粉は生地をふんわりさせるという強みがある
- 迷ったときは、見た目・食感・用途の三本柱で「今日はどんな仕上がりにしたいか」から逆算して粉を選ぶ
つまり、「片栗粉小麦粉どっちでもいいですか?」という問いに対しての私の答えは、
「料理によってはどっちでもいいし、料理によってはどっちでもよくない。その違いを知っていれば、あなたの好きなほうを選んで大丈夫」です。
この記事で紹介した内容は、すべて一般的な目安としてまとめたものです。正確な栄養成分や健康上のリスクについては、商品パッケージや公的な食品成分表などの公式情報を必ず確認してください。また、アレルギーや持病がある場合、ダイエット中の場合などは、最終的な判断をする前に医師や管理栄養士など専門家に相談してもらえると安心です。
これからもどっち道ライフでは、「どっちでもいい」と「どっちがいい」を一緒にほどきながら、あなたの選択肢を増やす記事を届けていきます。今日のごはん、片栗粉と小麦粉どっちで行くか、さっそくキッチンで実験してみてくださいね。

